Paulingの第四法則
配位多面体間の連結は、頂点共有になる傾向がもっとも高く、次いで稜共有、面共有の順にであることが第三法則であった。第四法則では電荷の大きい陽イオンの配位多面体ほどこの傾向が高いとしている。
4配位位置に2種以上のイオンが入る場合を考える。A, B, C, Dの位置だけに入るとしたらそれらの配位多面体は頂点共有となる。さらにEの位置に入るとB-E, C-E, D-Eの配位多面体間は稜共有となる。Aの配位多面体のみが他の多面体と頂点共有となっている。Paulingの第四法則は、「頂点共有となる傾向は電荷の大きい陽イオンの配位多面体ほど大きい」としているので、Aに入る陽イオンは最も電荷の大きい陽イオンということになる。